PartDesignワークベンチ3分間練習13 ソリッドから箱や板材を切取る(Shell(厚さ)ツール)
それ以外の方法としては、FreeCADにはShell(厚さ)ツールがあって、面に直接厚みをつけることができます。
Shellツールは、面から除外する部分を選択してクリックすると、その他の面の外側に設定した厚みのソリッドを作成します。
均一な厚みを付ける場合には、Shellツールを使う方が簡単です。
モードはスキンとします。
接合タイプを円弧にすると、外側コーナーを厚みの半径でフィレット処理します。
共通集合にすると面を突合せにします。
内側に向けて厚みを付けるには、「□内側に向かって厚みを作成」オプションをONにします。
Shellツールは、ソリッドから面を切出し、厚みを付けてソリッドに変換するツールなので、複数の面で構成される板材を一度の操作で作成することができます。
(Partワークベンチには、Shellツールはありませんが、FaceBinderツールでソリッドの面を取り出し、3Dオフセットツールで厚みを付けることができます。)
【板材を使ったモデルの作成 Shellツール】
【Textデータ】
PartDesignワークベンチで、直方体プリミティブで、100、100、50の直方体を作成します。
上の面を選択し、スケッチ作成ツールでSketcherに移動します。
長方形を作図し、縦と横の線を選択して、等値拘束で固定します。
上の辺を選択し、水平距離拘束で96で固定します。
左下の点と水平軸を選択し、実長距離拘束で2で固定します。
左下の点と垂直軸を選択し、実長距離拘束で2で固定します。
閉じるで戻り、Pocketツールで48で切抜きします。
これで、厚さ2mmの箱ができます。
ボディを削除します。
直方体プリミティブで、100、100、50の直方体を作成します。
上の面を選択し、Shellツールをクリックします。
厚みを2に変更します。
「□内側に向かって厚みを作成」をオンにします。
OKをクリックして、厚さ2mmの箱を作成します。
モデルタブでBodyを選択し、プレイスメント 配置オプションを出し、増分変更をオンにしてZを-100として下に移動します。
ボディ作成ツールをクリックして、Body001を作成します。
直方体プリミティブをクリックして、100、100、50の直方体を作成します。
下の面を選択し、Shellツールをクリックします。
厚みを2に変更します。
OKをクリックすると、ソリッドの外側に厚さ2mmで箱の蓋ができます。
前面を選択し、スケッチ作成ツールで、Sketcherに移動します。
水平軸に線上拘束して、円を作図します。
円を選択し、半径拘束で15で固定します。
円の中心と垂直軸を選択し、実長距離拘束で50で固定します。
閉じるで戻り、Pocketツールで 110で蓋を切抜きします。
Bodyをまとめて選択し、プレイスメントの配置オプションを出し、増分変更をオンにしてXを-200で移動します。
鉄骨の鋼材も作成してみます。
ボディ作成ツールをクリックして、Body002を作成します。
直方体プリミティブで、100、100、200の直方体を作成します。
直方体の前面と両側の側面を選択し、Shellツールをクリックします。
厚みを6に変更します。
「□内側に向かって厚みを作成」をオンにします。
OKで溝形の板材ができます。
下の板の内側の面を選択し、Draftツールをクリックします。
角度を3に変更します。
中立面をクリックし、下の板の前面をクリックします。
「□引き抜き方向を反転」をオンにします。
上の板の内側の面を選択し、Draftツールをクリックします。
角度を3に変更します。
中立面をクリックし、上の板の前面をクリックします。
「□引き抜き方向を反転」をオンにします。
上の板と下の板の前面の内側の線を選択し、フィレットツールで5で丸面取りします。
上の板の下側の奥の線を選択し、フィレットツールで9で丸面取りします。
下の板の上側の奥の線を選択し、フィレットツールで9で丸面取りします。
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