Tips集【通り芯】軸線作成ツールで、通り芯(縦軸、横軸)と水平軸、壁芯を作成する
建物の輪郭と軸の本数と間隔を設定して、右図のような軸線を一括で作成することができる。
しかし、矩形以外の平面や柱の種類に分けて部分的な軸線を作成するには、それぞれの方向の軸線を作成し組み合わせる必要がある。軸線作成ツールを使って軸線セットを作り調整する方法を練習する。
軸001を選択して、データタブのPlacementの左端の「>」をクリックして展開する。
軸の下層のzが1になっているのを確認して、角度を90に変更する。
水平軸は、Z軸に90度、Y軸に-90度回転する。Placement下層の角度では、1方向しか回転を設定できないので、配置オプションのオイラー角で回転を設定する。
Placement配置オプションの回転は、通常は「回転軸と角度」になっている。これを「オイラー角」に変更すると、軸ごとの内訳が表示される。
Z軸まわりを90に変更する。
Y軸(横軸)まわりを-90に変更する。
縦軸(軸)をダブルクリックして、軸オプションを表示する。
軸1の距離は0のままとする。(原点から最初の軸線までの距離)
軸2と3の距離を7000とする。
軸線の位置を調整するために、データタブのPlacementを展開して、下層のPositionのyを下延長距離-5000に変更する。
横軸(軸001)をダブルクリックし、軸オプションを表示して、軸1の距離を0のまま、軸2の距離を10000に変更する。
軸3、4、5は削除する。
Lengthを建物長さ14m+左右延長2m*2=18mとする。
PlacementのPositionでxを左延長-2m+軸線長さ18m=16mとする。
Lengthは横軸と同じ18mとする。
PlacementのPositionでxを横軸と同じ16mとする。
軸と軸001を選択して、Sizeを300に変更する。
水平軸は符号を付けないので、Sizeを0にする。
以上で縦軸、横軸、水平軸ができる。
■壁芯を作成する。
軸003をダブルクリックして軸のオプションを表示する。
縦壁芯位置は、軸1を1650、軸2を1850、軸3を1000、軸4を5000、軸5を1000とする。
BubbleSizeとFontSizeは0にする。
軸004をダブルクリックして軸のオプションを表示する。
横壁芯位置は、軸1を-2000、軸2を5500、軸3を4500、軸4と軸5は削除する。
BubbleSizeとFontSizeは0にする。
■1本だけの軸線を作図する。
壁芯位置は、軸1を13500とする。軸2から軸5削除する。
(このとき、軸1が他の軸線と重なっていると軸オブジェクトは作成されないので、必ず他の軸線と重ならない位置を指定する。)
軸005のプロパティで、Lengthを9m、Placementで角度を90、Positionのxを11.5mとする。
コメント