3Dモデリング練習05 会議用チェアー スタック式1

 ■ 会議用チェアー スタック式1
会議用の椅子も作成してみる。
下図の線から部材を作成するところは、テーブルと同じ作り方なので、操作の流れだけ簡単に書いてあるので、前回の会議用テーブルを参考にして作成してもらいたい。



椅子の下図を作成する。
作業平面を側面(XZ平面)にして、椅子の下図をSketcherで作図する。
どこまで作図しておくという制限はない。後でSketcherで作図するときのガイドにするだけなので、もっと簡略的な図でもよい。
言ってしまえば、下図がなくても部材ごとにSketcherで部材の線を作図すればよい。全体のバランスを見ておきたいので、下図を作成しているだけである


脚とつなぎ材を作成する。
主脚30×20を作成する。
Sketcherで、主脚の中心線をスケッチャー外部.svg外部リンクツールでクリックして参照点を赤表示する。
連続線で中心線を作図する。始点は垂直距離拘束で原点から80、終点は端点から水平距離拘束で20とする。

再度、Sketcherに移動して、原点付近に断面の長方形を作図する。
垂直30、水平20とし、対称拘束で中心を原点に合わせる。

断面長方形を選択し、MapModeプロパティで主脚中心線を選択して、中心線と断面を合わせる。




パーツ スイープ.svgスイープツールをクリックし、長方形を選択、スイープ経路で中心線をクリックして、終了、ソリッド作成、OKとクリックして主脚のソリッドを作成する。
PlacementでX=45移動する。


控え脚も、Sketcherで、中心線を外部リンクツールでクリックして参照する。中心線を作図し、原点から垂直距離拘束で80とする。



断面長方形30×20を作図し、中心を原点に合わせる。
MapModeで、中心線を選択して中心線と断面を合わせ、パーツ スイープ.svgスイープツールでソリッドを作成する。
PlacementでX=15移動する。


主脚を表示して、側面を選択しWPセレクター(ツールバーのワークベンチ名)をクリックして作業平面を移動する。




sketch作成アイコンをクリックしてSketcherに移動する。
脚の下部と、中間部の取合い部材の形状を作図する。





閉じるで戻り、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックして、順方向5、逆方向25として取合い部材を作成する。




控え脚も同様に、部材の側面を選択し作業平面を移動する。
Sketcherで、取合い部品の形状を作図する。




閉じるで戻り、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックして、順方向5、逆方向25として取合い部材を作成する。




鏡面コピーで反転複写するために、ここまでで作成した脚と取合い部材を表示する。



作業平面を上面、上面ビューに移動して、Sketcherで縦線を引き、原点から水平距離拘束280として反転軸を作成する。
脚と取合い部品をまとめて選択し、パーツ ミラー.svg鏡面コピーツールをクリック、反転軸の始点と終点をクリックすると、反転複写できる。



作業平面を側面に移動し、下図Sketchだけを表示にしてSketcherに移動する。

脚をつなぐ部材の円を外部リンクツールでクリックして参照する。
円の中心を使って、円を作図し半径拘束で15とする。

閉じるで戻り、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックし、順方向545、逆方向-15とする。



Sketcherで、もうひとつのつなぎ材の円を外部リンクツールでクリックして参照する。
円を作図し半径拘束で10とする。
閉じるで戻り、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックし、順方向515、逆方向-45とする。

支柱とつなぎ材を表示して、接続状態を確認する。

座面のクッションと下地材を作成する
下図以外は非表示にし、作業平面は側面に移動する。

Sketcherに移動し、座面クッションの断面を作図する。440×30




閉じるで戻り、断面Sketchを選択し、PlacementでX=60移動する。
コピー&ペーストで2つ複写する。
片方はPlacementで増分変更ON、X=220、Z=-15移動する。
他方はPlacementで増分変更ON、X=440移動する。


パーツ ロフト.svgロフトツールをクリックし、作成した3つのsketchを順に選択して、ソリッド作成をONにして、OKをクリックすると曲面のクッションになる。
できたソリッドを選択し、パーツ フィレット.svgフィレットツールをクリックする。
すべてボタンをクリックして、すべてのエッジにチェックを入れる。半径10として、丸面取りする。
クッションの下面を選択し、下書き Facebinder.svgFacebinderツールをクリックして面を抽出する。

Facebinderを選択し、パーツ オフセット.svg3Dオフセットツールをクリックする。
オフセット値15、オフセットを埋めるをONにしてソリッドを作成する。


つなぎ材取合い部品を作成する。
Sketcherで、つなぎ材を囲むように断面を作図する。


閉じるで戻り、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックして、順方向420とする。PlacementでX=70移動する。





クッションと下地材を表示して確認する。






背面の板を作成する。
下図だけ表示にして、Sketcher多角形で背面板の断面を作図する。コーナー部はスケッチャー CreateFillet.svg面取りツールで円弧処理する。
閉じるで戻り、断面sketchをPlacementで増分変更ON、X=60移動する。
断面sketchを選択し、コピー&ペーストで2つ複写する。
片方をPlacementで増分変更ON、X=220、Y=15移動する。
もうひとつを増分変更ON、X=440移動する。
パーツ ロフト.svgロフトツールをクリックし、3つのsketchを順に選択し、ソリッド作成をONにして、OKをクリックして背面板を作成する。





正面側からの形状を整えるために、作業平面を前面に移動して、Sketcherで断面を作図する。幅440と390、高さ340、原点からの高さ820、コーナー部はスケッチャー CreateFillet.svg面取りツールで円弧処理する。

閉じるで戻り、断面の外側を削除すればよい。
断面sketchを選択し、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックして、逆方向1000とする。(背面板と交差すればよい。)
背面板のソリッドと、正面からの押出しソリッドをまとめて選択し、ブーリアン演算のパーツ共通.svgコモンツールをクリックすると、共有部分が抽出される。
(PartDesignワークベンチの場合は、コモンツールがないので、外側に減算部分の断面を作図し、Pocketツールで削除する。)


取合い部品を整理する。
作業平面を側面に移動する。
Sketcherで、主脚上部と背面板の取合い部材の断面を作図する。



閉じるで戻り、パーツ押し出し.svg押出しツールをクリックして、順方向30とする。
Placementで増分変更ON、X=30移動する。

ドラフトクローン.svgクローンを作成し、Placementで増分変更ON、X=470移動する。
脚に付属する取合い部材をひとつずつ選択し、パーツ フィレット.svgフィレットツールをクリックして、すべてボタンをクリックして、半径5で丸面取りする。

最後に、別で作成したキャスターのファイルを開き、すべての要素を選択し、コピー&ペーストでこのファイルに複写すると、座標原点にキャスターが表示される。


Std Group.svgグループ作成ツールをクリックして、モデルタブにグルーブオブジェクトを作成する。
キャスターの部品をすべて選択し、グループにドロップする。

キャスターのグループを選択し、ドラフトクローン.svgクローンツールをクリックして、クローンを4つ作成する。
作成したクローンをまとめて選択し、PlacementでZ=40移動する。
それぞれのクローンを脚の下にドラフト Move.svg移動して配置する。
全ての部材を表示する。


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