11.04図面からモデリング 住宅2-2

■2階内部の壁とスラブを作成する
2F3.9をダブルクリックして作業平面を移動する。

2階の内壁は、RFスラブ下までH3000の壁であるが、梁下になる部分はH2700となる。
壁芯図をガイドにして壁の位置を作図する。

壁ツールのオプションは、高さ3000、壁厚100とする。
それぞれの壁線を選択し、壁ツールで壁に変換する。梁下になる部分は、プロパティで高さ2700に変更する。
ドア800x2000を壁に配置する。
できた壁は2wallグループを作成し、その中に移動する。


床スラブは梁上50mmとする。
2F床梁を表示にして、床範囲を長方形で作図する。
長方形を選択し、床ツールで①スラブに変換する。上方向に作成されているので、プロパティで厚さ50に変更する。

階段廻り開口の輪郭を連続線で反時計回りに作図する。連続線を選択し、床ツールで②スラブに変換する。
反時計回りは上方向に200のスラブができているので、①スラブから②スラブを切抜きするために、建築オブジェクトの減算ツールを使ってスラブ切抜きをする。

スラブ表面を選択し、作業平面をスラブ面に移動する。
階段最上部の床開口部の処理をするために、床の輪郭を時計回りに作図する。
輪郭線を床ツールで、スラブに変換し、時計回りに作図して下方向に作成されているので、プロパティで厚さ350に変更する。
スラブは2slabグループを作成し、その中に移動する。


■内部階段を作成する
内部の階段は1階にベースラインを作図し、階段に変換する。

1F0.0をダブルクリックして作業平面を移動する。
階段の始点から終点まで直線を作図し、選択して階段ツールで階段に変換する。

階段のプロパティでタイプを2本桁タイプに変更する。
配置はLeftとする。(桁タイプを作成するときは、配置AlignはLeftになるようにベースラインを作図する。)
階段高さは3950、幅は1000、段数18、蹴上板厚10、踏面板厚30。
桁の持ち上げ250、桁の幅50、桁オフセット1000(階段幅にすると桁が階段の外側に出る)、桁高さ250。

できた階段オブジェクト下層の手摺Railは削除する。手摺のサブオブジェクトのLineも削除する。


■2階の外部建具を配置する
2F3.9をダブルクリックして作業平面を移動する。
建具はプリセットを並べて配置する。建具オプションで、枠見付100、框見付80、枠見込100、框見込40、框オフセット30とする。
窓のプリセットは、Fixed、Open 1-pane、Open 2-paneから選択して使う。

端部はFixed、900x2700として、端部柱の中点を指定する。建具は鉄骨フレームの内側に接して配置するので、梁の内側の線上に配置する。

次の建具はOpen 1-paneで、2700x2700、前のFixedの枠の外端を指定して、並べて配置する。
次はOpen 2-paneとし、3600x2700として、前のFixedの枠の外端を指定して、並べて配置する。

これを繰り返して、長辺のすべての建具を配置する。

端部のFixedは、本当はガラリになっているので、カーテンウォールを使ってガラリ部材を合成する。
ガラリ水平材のプロファイルを基準点(0,0,0)の位置に作図する。

建具の前の梁上端面に、ガラリ幅の直線を作図する。
直線をExtrudeで2500押出して面を作成する。
面を選択し、カーテンウォールツールをクリックして、カーテンウォールに変換する。
Placementで上に150、奥行方向に150移動して建具枠の中心に合わせる。

カーテンウォールのプロパティで、水平材のプロファイルを作図したwireに変更する。
マリオン数を調整する。
パネル厚0として、カーテンウォールのガラスパネルを消す。
マリオンサイズは、既定値の50x50のままとする。
ガラリが作成できたら、他の3か所へコピーする。

できた建具をまとめて、2winグループを作成し、その中に移動する。


■天井と階段手摺を作成する
2階の天井は、屋根のデッキプレートが露出になっているが、一部天井仕上があるので、その部分に仕上面を作成する。

RF6.9をダブルクリックして作業平面を移動する。
妻側の梁をコピーで1000内側に移動する。
梁の内側に天井範囲を長方形で作図し、Extrudeで上方向に50押出す。
できたExtrudeをPlacementで320下げると、梁下端より20mm下がった状態の天井ができる。

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