11.02図面からモデリング 住宅1-2

■外壁建具をカーテンウォールで作成する
窓は、連続する大きい窓なので、カーテンウォールで作成する。
カーテンウォールは、縦横とも均等割りしかできないので、割り付けを組み合わせたい時は同じ場所に複数のカーテンウォールを作成するれば違うパターンを合成できる。
個別の小さい窓は、プリセットの窓を配置するだけなので、今回は省略する。

カーテンウォールを配置する壁面を選択し、作業平面を移動する。
壁面に範囲を作図する。(長方形で面を作成する。)

各面に移動しながら、それぞれの面のカーテンウォールの範囲を作図する。
屋上部分は、手摺の上にルーバーがあるので、ルーバー範囲も作図する。
(水平ルーバーは仮作成用に垂直面に大きさを作図する。)

開口範囲をひとつずつ選択し、カーテンウォールツールをクリックして変換する。
マリオンサイズ(今回は50x50とする。)を入替える。パネルは標準のまま。
水平と垂直のセクション数を変更する。
これを繰り返して、外壁窓を作成する。
(正確に作成するなら、外壁を切抜いて窓の外壁面からのオフセットを調整する必要があるが、今回は内部を作成しないので、カーテンウォールを外側から張り付けただけにしている。)

ルーバー部分は、マリオンサイズを変更し、ピッチ100程度になるようにセクション数を調整する。
パネル厚さを0にすると、パネルの表示が消えて枠だけになる。


水平ルーバーは、カーテンウォールで作成するが、水平面にカーテンウォールツールを適用すると、マリオンのサイズが正しく反映されない。
一度垂直面にルーバーサイズを作図し、ルーバーに変換してから、回転と移動ツールを使って正しい位置に配置する。



■屋根と軒天を作成する

floor10.4に作業平面を移動する。
屋上はV字型になっているので、トップと谷のラインを作図する。
トップの2本のラインを選択し、Placementで上方向に1200上げる。

面を張って、床ツールで変換してもよいが、ここではロフトで作成してみる。
Partワークベンチに移動する。

ロフトルールをクリックくして、オプションを表示する。
トップと谷のラインを順に選択し、矢印で右の窓に異動する。
オプションの線織面をONにして、直線状につながるように設定してOKをクリックして面を作成する。
作成した面を3Dオフセットで150、オフセットを埋めるをONにしてソリッドにする。
以上で屋根スラブが完成する。


軒裏と軒の下がり壁を作成する。
屋根と2Fレベルの軒裏になる部分を長方形で面を張る。

2Fで下がり壁が必要な箇所は、ベースラインを作図し、壁に変換(高さ600)、Placementで600下げる。


■屋内吹き抜けの作成
floor5.0に作業平面を移動し、屋内吹き抜け箇所の平面を作図し、Extrudeで高さ方向に押出しする。
曲線部はさらに厚さ150だけ3Dオフセットで押出してソリッドにする。
吹き抜けができたら、屋根を表示にして、位置関係を確認する。

吹き抜け部や外構の植栽部分などを面でふさいで、外観を完成する。
周辺の敷地は、垂直面に断面ラインを作図し、前後にExtrudeで押出して作成する。


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