04.4鉄骨造 間柱、床梁を作る

  鉄骨造の内部の柱梁はメインフレームと同様に1Fの部材を上の階にコピーしながら必要に応じて削除追加をして積み上げていくことになる。
特に難しい操作はないので、その流れを簡単にまとめておく。




作業平面を上面(1F)、上面ビューにして、1F柱を作成する。
軸線、1fC1を表示にして、それ以外は非表示にしておく。

柱ツールで高さを4000にして、必要箇所に柱を追加していく。
作成できたら、グループを作成しラベルを1fC2に変更して、その中に作成した柱を入れる。

次に2F柱を作成する。
1F柱と同じ位置なので、1fC2の中の柱をすべて選択し、コピーアンドペーストで2F柱を作成する。
作成した柱をまとめて選択し、高さを3000に変更、PlacementでZ方向に4000移動する。
作成できたら、グループを作成しラベルを2fC2に変更して、その中に作成した柱を入れる。

Placementで移動する時は、移動量のチェックをONにすれば、移動量を入力することができる。
パラメーターで数値を入力するとビューで状態を確認できる。

2Fの床梁を作成する。
作業平面は2Fにする。WP拘束をONにしておく。

必要箇所に梁を配置して、すべて配置したら梁レベルを調整する。
作成できたら、グループを作成しラベルを2fG2に変更して、その中に作成した梁を入れる。

床スラブを受ける梁の一部がラチス状の梁になっているので、その部分を作成する。
トラス作成ツールをクリックし、上図の場所でトラスの起点終点をスナップして、トラスを表示し、データタブのパラメーターで形状を変更する。
トラス高さは500、Start Offsetを-360にして台形上のトラスを作成する。

トラスの上下が逆なので、鏡面複写で反転する。
作業平面を正面図にすると、正面図の平面上で反転するので、基準線を起点終点の順に指定すると、鏡面複写したトラスができる。

元のトラスは自動では消えないので、選択して非表示にする。
deleteで削除しようとすると、リンクが切れる警告が出るので、非表示で画面から消しておく。
反転したトラスを必要箇所にコピーする。
作成できたら、グループを作成しラベルを2fTrに変更して、その中に作成したトラスを入れる。

3F柱は2fC2の中の柱をコピーする。

コピーアンドペーストで柱を作成し、Placementで移動する。
2Fと3Fの階高は同じなので、柱高さを調整する必要はない。
作成できたら、グループを作成しラベルを3fC2に変更して、その中に作成した柱を入れる。

3F床梁を作成する。

2fG2の中の梁をまとめてコピーアンドペーストして、梁オブジェクトを作成する。
Placementで3Fに移動する。

床トラスを変更する箇所があるので、梁を追加する。
作成できたら、グループを作成しラベルを3fG2に変更して、その中に作成した梁を入れる。

同様に、2fTrの中のトラスをまとめて選択して、コピーアンドペーストで複写し、Placementで3Fに移動する。
移動したトラスの中で長さを変更する部分を削除し、新しいトラスを作成する。
トラスのパラメーターで形状を変更すること、鏡面複写で反転すること、元のトラスを非表示にするところまでは、2Fと同じ。

反転したトラスを必要箇所にコピーする。

トラスを複写、移動して、全体の配置を調整する。
作成できたら、グループを作成しラベルを3fTrに変更して、その中に作成したトラスを入れる。

RFのつなぎ梁を作成する。
各柱をつなぐように梁を配置し、レベルを調整してRF梁とする。
作成できたら、グループを作成しラベルをrfG2に変更して、その中に作成した梁を入れる。

以上で内部の柱梁が完成するので、すべてのオブジェクトを表示して確認する。


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