BIMプロジェクトのセットアップツール(通り芯)

今回はBIMプロジェクトのセットアップを使って、軸線とレベルの一括生成をやってみる。

■BIMプロジェクトのウインドウ
BIMプロジェクトセットアップをクリックして、セットアップのウインドウを開く。

物件名や敷地の位置情報なども入力可能であるが、そこはモデリングには直接関係がないので、少し下の「建物を作成」から入力していく。

建物の全体長さ、全体幅とは、建物の大きさではない。自動作図するときの軸線の長さの基準となる矩形の大きさなので、建物の全体より少し大きめに設定する方がよいが、後で変更も可能なので、最初は建物の大きさでもよい。

建物全体 30m×20m
5スパン(軸線6)×6m、4スパン(軸線5)×5m で入力してみる。

高さ方向も、階数4、階の高さ5mで入力する。
□水平を縦軸に固定はチェックを入れる。
□Define a working planeはチェックを入れる。

以上でOKをクリックして、軸とレベルを自動生成する。
モデルタブのデータを最下層まで展開して内容を確認する。

建物の輪郭、軸(横軸、縦軸を含む)、水平軸、レベルのオブジェクトが作成されている。
レベルオブジェクトには、WP Proxyオブジェクトが含まれている。
BIM Views managerパネルが開いている場合は、今は特に必要ないので閉じておく。


■軸線の整理
前々回のフローに沿って、軸線の形を整える。

まず、縦軸オブジェクトをダブルクリックして、距離を整理する。
1 0.0 を 3000 に変更
4 6000を 4000に変更
5 6000を 4000に変更
6 6000は削除


閉じるをクリックして作業ビューにもどり、横軸オブジェクトをダブルクリックして距離を整理する。
1 0.0 を 3000 に変更
5 6000を 4000に変更


軸線の長さの見え方を調整するには、建物の輪郭を変更する。

建物の輪郭オブジェクトをクリックし、データタブを表示する。
データタブパネルの Hight 20mは少し短いので、25mに変更、Length 30mは長すぎるので、26mに変更する。
数値を変更しても、ビューが変わらない場合は、アイコンバーの再計算(再描画)アイコンに色がついていれば、クリックすると図形が更新される。
(F5キーを押しても、同じ操作ができる。)

モデルタブの横軸、縦軸オブジェクトをCtrlキーを押しながらクリックして、まとめて選択し、ビュータブの中のBubbleSizeを500、FontSizeを500に変更して、通り符号を表示させる。BubblePositionをStartかEndに変更して、符号の位置を整える。

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