投稿

10月, 2022の投稿を表示しています

12.4カーテンウォールと傾斜壁4 壁ツールで傾斜した壁を作成する

イメージ
 2Fの傾斜した壁を作成して、モデルを完成する。  傾斜した壁は、カーテンウォールと同じように壁の面を作成してから、押出しやオフセットでソリッドに変換して壁オブジェクトにすることができるが、ここでは壁ツールのオプションで傾斜壁を作成し、建築オブジェクト減算ツールで成形する方法を練習する。  傾斜壁を作成した後、外壁の建具を追加していけば、実際の設計に近いものになるが、建具を配置するだけの繰返しなので、このモデリング練習としては傾斜壁までにする。 ■屋根と床スラブ 壁作成の前に、カーテンウォールに接しているオフィス部分の屋根スラブと床スラブを作成する。 3F床範囲で作成したオフィス屋根範囲(屋根は傾斜壁を考慮して2Fより外側に持出して作図してある。)を選択して、床ツールをクリックし、厚さを1000に変更する。 同様に2Fオフィス床範囲を選択して、床ツールをクリックし、厚さを1000に変更する。 床が逆方向に作成されてた場合は、PlacementでZ=-1000下に移動する。 ■傾斜壁を作成する準備 傾斜壁を作成したときに垂直な壁と合成したり削除したりできるように、傾斜壁と交差する部分の壁を分割する。 標準設定の、壁の自動結合はOFF、スケッチの結合もOFFにして、作業平面1Fと2Fで傾斜壁と交差する部分の壁を作成する。 元の壁は結合していて壁の一部を直接選択して削除できないので、壁オブジェクト下層のベースラインのスケッチをダブルクリックしてSketcherに移動して、重複部分のラインを削除する。 このような修正があることがわかっているなら、最初から壁の自動結合とスケッチ結合をOFFにして作業してもよい。 傾斜壁を作成する部分は、新しい壁を作成後に削除する。 側面壁は合成または削除ができるように分割して作成する。 壁が不足したり、はみ出したりすることがあるので、分割しておけばその部分だけを修正することができるのでやり直すことも簡単になる。 ■壁のプロパティを使って、傾斜壁を作成する。 傾斜する壁は、新しく壁を作成しプロパティを変更して傾斜させる。 連続線やスケッチで結合している壁は傾斜させることができないので、すべて独立した壁として作成する。(コーナー部分で欠損ができないように配置する。) 前もって標準設定の壁の自動結合はOFF、スケッチの結合もOFFにしておく。 作業

12.3カーテンウォールと傾斜壁3 傾斜したカーテンウォールを作成する

イメージ
■傾斜したカーテンウォールを作る。 3Fと4Fの壁の一部は傾斜したカーテンウォールになるので、この部分の作成方法を検討する。 3F床範囲とRF屋根面を使って、エッジを選択して線織面ツールでカーテンウォールを作る面を確認する。 傾斜のある面を作る場合は、簡単な方法で位置を確認しておかないと、手間をかけて作成してみたら形が違っていたということがよくある。 上下のエッジを選択して線織面ツールで面にする。もうひとつの面も作成する。 3Dビューや正面、側面で正しい形状になっていることを確認したら、面は削除する。 線織面ツールの基本は線か面を選択して、カーテンウォールに変換すればよいが、面が多角形の場合に正しく変換できないことがある。 連続線で作成した多角形は外接する四角形に変換される。ところが、四角形の左右または上下の辺を作図し線織面ツールで面に変換した図形は、形を維持したままでカーテンウォールになる。 また、パネル枚数で辺の長さを均等割りするので、台形のような形状は中間の枠も傾いて作成される。 均等割りでは都合は悪いときは、元の面を分割して、複数のカーテンウォールに分けて作成することになる。 作業平面を3Fにして、カーテンウォールを均等割りできる部分(長方形部分)と両端の台形部分に分けて、エッジのラインを作図する。 作業平面をRFにして、3Fのエッジに対応する部分のラインを作図する。 3FとRFの対応するエッジを選択して、線織面ツールで面に変換する。 端部4か所の面ができたら、中間の長方形部分も作成する。 線織面ツールで作成した面をひとつずつ選択して、カーテンウォールツールをクリックして変換する。 端部の4か所のカーテンウォール(帳壁)を選択して、プロパティで垂直パネル数を6とする。 中間の長方形部分は2枚とも設定が同じなのでまとめて選択して、水平パネル数2、垂直パネル数を6とする。 面を変換したので、高さは変更しなくても面の高さが優先する。 (作成後に、再度選択して高さを6000に変更すると、ガラスが透明で表示されるようになる。) 3Fからの上の部材を表示して、3Dビュー、正面、側面ビューで確認する。 ■屋根を作成する。 上の階から順に、部分を作成して外形を整える。 作業平面をRFに移動して、3F、4Fの壁とカーテンウォールを表示する。 屋根の多角形を選択して、床ツールを

このブログの人気の投稿

はじめに FreeCADでBIMはできるのか(2022/8/8追記)

オブジェクトを着色する(3) パースのレンダリングに挑戦