3Dモデリング練習09 ミースの家具 Barcelona Day Bed

■バルセロナデイベッド
ベッドは、形状は単純だがマットレス部分を作らないと完成しないので、その部分の工夫が必要になる。
サイズは1960x980x440(床板)となっているが、マットレス部分は1920x960とする。(マットレスのブロックを160x160 12×6ブロックで作成する。)

1)作業平面を上面にして、Sketcherに移動する。
・マットレス部分を長方形で作図し、1920×960とする。対称拘束で原点に中心合わせする。

・別のスケッチで、長方形で平面形を作図し、1960×980とする。対称拘束で原点に中心合わせする。



・別のスケッチで、左下の脚の円を作図する。半径拘束30、原点からの水平距離拘束750、垂直距離拘束360とする。



2)マットレスのSketchを選択して、押出しツールをクリックして、順方向100とする。PlacementでZ=315(440-25-100)移動して、ベッドのマットレス部分を作成する。


平面のSketchを選択して、押出しツールをクリックして、順方向60とする。PlacementでZ=230(440-25-100-25-60)として床板を作成する。
床板のソリッドを選択し、パーツ フィレット.svgフィレットツールをクリックして、すべてボタンをクリック、半径を25にして、丸面取りする。
脚のSketchを選択して、押出しツールをクリックして、順方向230とする。
脚のソリッドを選択し、ドラフト OrthoArray.svg配列複写ツールをクリックする。Number X=2、Y=2、Interval X=1500、Y=720として、脚を配置する。


ベッドの概略ができたので、マットレスの模様を作成する。
模様にはパターンがあるので、各ブロックがどのような曲線で構成されているかを観察し、パーツ ロフト.svgロフトツールで成形できるような断面を考える。

今回のマットレスは、単純なドーム型なので、円弧の組み合わせで作成できる。
基本的には一般部と、周辺部、コーナー部の3種類を作成して合成すればよい。

マットレス上のパターンを作成する面を選択し、作業平面を移動する。



Skecherで、左下コーナーから長方形を作図し、距離拘束で160×160とする。





閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向25とする。透明度Transparency80として透明にする。
短点スナップを使って、複写ツールで基本になる4ブロックを作成する。





右上の標準タイプのブロックの右面を選択し、作業平面を移動する。




Skecherで、ブロックの左右の縦線を外部リンクツールでクリックして参照する。
スケッチャー Create3PointArc.svg3点円弧ツールで、左右の下端点と図面中心を結んで断面線を作図する。

閉じるで戻り、Skecherで中央の断面を作図する。
左右は縦線と水平軸の線上点、中央は、ブロック上線の線上点で拘束する。

閉じるで戻り、断面ラインをブロックの中心と反対側の面にドラフト Move.svg移動BIMコピー.png複写する。




右下側のブロックの右面を選択し、作業平面を移動する。
Skecherでブロック右面のラインを作図する。

Skecherでブロック中心のラインを作図する。
左端点は、外周部になるので、ブロックの下端に合わせる。
中央と右端は、標準タイプと同じ。

閉じるで戻り、断面ラインをブロックの中心と反対側の面に移動複写する。




左上側のブロックの右面を選択し、作業平面を移動する。





Skecherで断面ラインを作図する。
右面と中央は標準タイプと同じ。左面は外周に接するので、両端の縦線の下端を直線で結ぶ。
閉じるで戻り、断面ラインをブロックの中心と反対側の面に移動複写する。

左下側のブロックの右面を選択し、作業平面を移動する。
Skecherで外周に接する部分が直線になるように断面ラインを作図する。
閉じるで戻り、断面ラインをブロックの中心と反対側の面に移動複写する。
上側ブロックの前面を選択し、作業平面を移動する。
前面に断面のラインを作図する。(ブロックの継ぎ目を処理するために使用する。)



各ブロックの断面スケッチ3本を使って、パーツ ロフト.svgロフトツールで面を作成する。



標準タイプの面を、ドラフト OrthoArray.svg配列複写で配置する。Number X=10、Y=4、Interval X=160、Y=160とする。





左上ブロックは、上方向に配列複写で配置する。
右下ブロックは、横方向に配列複写で配置する。

配列複写で配置できない部分は、パーツ ミラー.svg鏡面コピーで配置する。





上面のブロック配置ができたら、作業平面を側面に移動する。
上面のブロックをまとめて選択し、パーツ ミラー.svg鏡面複写で反転コピーする。



マットレス、床板、脚を表示すれば、大体の形は完成する。







家具のモデルとするために、詳細部分も作り込んでいく。ブロック継ぎ目部分は、該当箇所のSkechを選択し、アーチパイプ.svgパイプツールをクリックする。pipeのDiameterを5に変更する。


マットレスの外周のすべての辺に直線を引き、パイプツールで変換し、Diameterを5にする。
交差部分に丸ボタンを追加する。
作業平面を上面に移動する。円を作図し、半径拘束10とする。
閉じるで戻り、押出しツールをクリックして順方向20とする。
上面ビューにして、ドラフト Move.svg移動ツールで交点位置に移動する。





継ぎ目処理のpipeと丸ボタンをドラフト OrthoArray.svg配列複写で各点に配置する。
作業平面を前面に移動し、Skecherで枕を2重の円で作図する。





Skecherで枕の内側の円と同じサイズの円を作図する。




枕外側の円を押出しツールをクリックして、順方向480、逆方向480とする。(二重の円なので、パイプ状のソリッドができる。)
できたソリッドを選択してパーツ フィレット.svgフレットツールをクリックし、すべてボタンをクリック、半径30として丸面取りする。
内側の円を押出しツールをクリックして、順方向450、逆方向450とする。

どこまで細かく作るかは、モデルとして使う目的を考えて簡略化する。
必要のない部分まで作り込んでいると、時間がかかるだけで無駄な作業になってしまう。

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