3Dモデリング練習07 ソファセット

 直方体を組み合わせて、比較的簡単にソファを作る方法を練習する。曲線を多用するとそれなりに手間もかかるので、単純化して短時間で作成できるモデルにしたい。
 ソファーのモデリングは、クッション部分の形状をどのように作るかというのがポイントとなる。



■センターテーブルを作成する。
BIMワークベンチ(Partワークベンチ)に移動し、作業平面を上面とする。
テーブルサイズは1200×600×450とする。
作業平面を上面にして、Sketcherで原点から長方形を作図し、水平距離拘束で1200、垂直距離拘束で600とする。
閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向30とする。PlacementでZ=420移動する。
Sketcherで脚の断面を作図する。長方形を作図し、原点から水平、垂直距離拘束で10離して、水平、垂直距離拘束で60とする。



閉じるで戻り、再度Sketcherに移動する。
長辺の幕板の断面を作図する。断面の長さは1060、高さは15とする。
原点から水平距離拘束で70、垂直距離拘束で20とする。


閉じるで戻り、再度Sketcherに移動する。
短辺の幕板の断面を作図する。断面の長さは460、幅は15とする。
原点から水平距離拘束で20、垂直距離拘束で70とする。


閉じるで戻り、脚の断面を選択し、押出しツールをクリックして、順方向420とする。

脚のオブジェクトを選択し、ドラフト OrthoArray.svg配列複写ツールをクリックする。
複写回数Numberは、X=2、Y=2として、Interval X=1660、Y=520として、4隅に足を配置する。
長辺幕板を選択し、押出しツールをクリックして、順方向80とする。Placementで増分変更ON、Z=340とする。
ドラフト OrthoArray.svg配列複写で、Number X=1、Y=2として、Interval Y=560として、幕板を配置する。


短辺幕板を選択し、押出しツールをクリックして、順方向80とする。Placementで増分変更ON、Z=340とする。
ドラフト OrthoArray.svg配列複写で、Number X=2、Y=1として、Interval X=1800として、幕板を配置する。


最初に作成した、天板を表示する。







■ソファ3人用を作成する。
作業平面を上面に移動する。
ソファのサイズは1840x750x820とし、最初に外形寸法Sketchを作成する。水平距離拘束1840、垂直距離拘束750とする。

Sketcherに移動し、外形の上下の辺を外部リンクツールでクリックして参照する。
下辺の参照線の端点から上辺の線上点まで、側板の長方形を2つ作図する。
作図した長方形の上辺を選択し、等値拘束をクリックする。
片方の上辺を水平距離拘束120とする。
閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向440とする。PlacementでZ=60移動する。



Sketcherに移動し、側板の内側の線を外部リンクツールでクリックして参照する。
参照線の端点を使って、底板の長方形を作図する。
端点に一致拘束しているので、距離拘束は必要ない。

閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向120とする。PlacementでZ=60移動する。




側板の上の笠木の手摺板を作成する。
Sketcherに移動し、長方形を作図し、原点から水平、垂直距離拘束で10ずつ離す。
長方形を水平距離拘束100、水平距離拘束730とする。

閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向20とする。
PlacementでZ=500移動する。
作成した手摺板を選択し、ドラフト OrthoArray.svg配列複写ツールをクリックする。
配列複写で、Number X=2、Y=1として、Interval X=1720として、手摺板を配置する。


座面のクッションを作成する。
Sketcherに移動し、側板内側の線を外部リンクツールでクリックして参照する。
水平軸より下から、参照線に触れないように長方形を作図する。
長方形の左下点と左参照線を選択し、線上点拘束をクリックする。
水平距離拘束1600/3、垂直距離拘束620とする。
水平軸との距離を垂直距離拘束で20とする。

閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向200とする。PlacementでZ=180移動する。
作成したソリッドを複写ツールで、短点スナップで右に2回複写する。
クローンや配列複写を使うと、個別に処理できなくなるので、ここでは複写して別のオブジェクトにしておく。

作業平面を側面に変更し、Sketcherに移動する。
外形Sketchの短辺を外部リンクツールでクリックして参照する。
背面板の断面を連続線で作図し、水平垂直距離拘束で寸法を決める。
位置は、参照線右端と断面図右下点を垂直拘束でそろえている。(2点を選択し水平垂直拘束することができる。)
上辺は、後で20で面取りしたいので長さ50とする。

閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向1720、逆方向-120とする。
背面クッションを作成するために、背面板の勾配面を選択し、作業平面を移動する。




勾配面の両端を外部リンクツールでクリックして参照する。
右参照線の線上点から、長方形でクッションの断面を作図する。
水平垂直距離拘束で寸法を決める。幅は1600/3、下は勾配面より20下げる。
閉じるで戻り、再度Sketcherに移動する。
上側クッションの長方形を同様に作図する。
上は、勾配面より50延ばす。


閉じるで戻ると、勾配面にクッションの断面ができているので、まとめて選択し、押出しツールをクリックして、順方向150とする。




作成したソリッドを複写ツールで、短点スナップで右に2回複写する。




作業平面を上面に移動して、すべての部品を表示する。





フィレットツールで面取りする。
クッションをひとつずつ選択し、パーツ フィレット.svgフィレットツールで、すべてボタンをクリック、半径50として丸面取りする。
その他の部材も、ひとつずつ選択し、パーツ フィレット.svgフィレットツールで、すべてボタンをクリック、半径20で丸面取りする。


クッション部分が、面取り部材の突合せになっているので、隙間が大きく見える。
クッションを選択し、パーツ オフセット.svg3Dオフセットをクリックして、オフセット値20とする。
すべてのクッションを同様にオフセットすると、クッションが重なっているように見える。

最後に、脚を作成する。
Sketcherに移動する。ビューを底面(5)に移動する。
円を作図し、半径拘束30とする。
原点からの距離を水平距離拘束60、垂直距離拘束100とする。

閉じるで戻り、押出しツールをクリックして、順方向60とする。
脚のソリッドを選択し、ドラフト OrthoArray.svg配列複写ツールをクリックする。
配列複写で、Number X=3、Y=2として、Interval X=860、Y=550として、脚を配置する。









■ソファ1人掛けを作成する。
ソファサイズは750×750とする。
3人用ソファがあるので、これをパラメトリック変形して、1人掛けに変更する。

2人分のクッションを削除する。

外形のSketchをダブルクリックしてSketcherに移動する。
水平距離拘束を750に変更する。



側面板のSketchをダブルクリックして、Sketcherに移動する。
外形を修正したので、長方形の位置は移動しているが、右の長方形が参照線の外側になっている。
拘束が掛かっているので、線を移動できない。
長方形上部の拘束マークを選択し、deleteで削除すると拘束が解除される。
右長方形の外側の線をドラッグして、左に移動して水平距離拘束で120とする。



閉じるで戻ると、側板の位置が外形Sketchの中に入っている。
底板のSketchをダブルクリックして、Sketcherで位置を確認する。
側板に拘束されているので、修正に合わせて変形しているので変更しない。
背面板は断面は同じで長さを変更するだけなので、Extrudeオブジェクトの順方向LengthFwdを630に変更する。



側板上部の手摺板は、サイズ変更はなし、配列複写の位置を変更したいので、ArrayオブジェクトのInterval X=630に変更する。

座面のクッションは幅を変更すればよいので、Sketchをダブルクリックして、Sketcherで水平距離拘束を510に変更する。



背面のクッション2つは、それぞれSketchで、垂直距離拘束を510に変更する。



以上を変更すると、フィレットやオフセットの設定はそのままで、サイズ変更したモデルが完成する。
脚部についても、Arrayオブジェクトのプロパティで、Number X=2、Y=2として、Interval X=630、Y=550に変更する。










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