BIMの定番モデル ファンズワース邸4 階段と補強プレート

■階段を作成
屋外階段の条件は次の通り。
GLから1Fまで890、1Fから2Fまで710、段数5段(踏面は4枚)。
階段幅3660、踏面356 踏面合計1424
踏板は30mmの石張り、T型の受けプレートがある。2本桁の受梁形式。
2-3通りの中心に配置する。

作業平面は上面、上面ビューに移動、1Fと2Fの外周梁を表示する。
階段の始点から終点方向に1424の垂直な直線を作図する。作成後に移動するので方向が正しければ、適当な位置でよい。
直線を選択、階段ツールで階段オブジェクトに変換する。

階段のプロパティを次のように変更する。
Align Left
Height 890
Width 3660
Lengthはベースライン指定したので無効

Nosing 25(段板の持ち出し)
Number 5(段数)
TreadThickness 30(踏板の厚さ)
踏面蹴上寸法は自動入力
StringerWidth 25(桁幅)
Structure Two Stringers(2本桁)
StructureOffset 200(桁セットバック)
StructureThickness 100(桁高さ)

以上の入力で図のようなモデルが自動的にできる。





手摺は必要ないので、モデルタブのStairs下層のRailとRailingWireをまとめて選択し削除する。




1F外周梁の2-3通り中心位置を決めて、作成した階段を移動する。

さらに、2F外周梁の2-3通り中心に、作成した階段を複写する。
(複写ツールで、2F梁の線上にコピーし、placementでZ方向に900上げる。)

2Fレベルの階段は750前に出ているので、placementでY方向に-750移動する。
プロパティでHeightの890を710に変更して高さを調整する。

さらに、階段廻りの詳細な部材を追加する。
作業平面を側面、側面ビューに移動し、2F階段を表示する。
桁の側面を選択し、作業平面アイコンをクリックして作業平面を移動する。




Sketcherを開いて、階段桁の2F梁までの延長部分の形状を作成する。
勾配部分は平行拘束、桁高さを100にして既存部材と接続。
梁天端より37下がり。(30+12-5)



階段踏板の側面を選択し、作業平面を移動する。
スケッチ作成をクリックしてSketcherを開く。
2Fレベルの踏板を作成する。
長方形を作図し、厚さ30、ノーズ25、RF外周梁の位置より5mm上がりにする。

踏板下に補強プレートを作成する。
厚さ12mm、両端から12mm下げる。






階段段板下の補強プレートは厚さ12mm、両端から12mm下げる。






プレートの下に縦リブ材を追加する。
厚さ12mm、高さ65mm、プレート中央になるように、中心からの距離6mmで固定する。






2F踏板のプレート部分にはリブ材をコピーして2か所に配置する。









桁のスケッチは桁材の面に作成しているので、桁のスケッチを選択し、Extrudeで逆方向に25押出しする。
複写ツールで、反対側の桁にコピーする。
2Fの踏板その他部材のスケッチは、段板の側面に作図しているので、その面からのセットバックを考慮する。
踏板スケッチを選択し、Extrudeで逆方向に3660押出しする。

踏板補強プレートを選択し、Extrudeで順方向-40、逆方向3660-40で押出しする。
リブ材を選択し、Extrudeで順方向-160、逆方向3660-160で押出しする。

段部分のプレートとリブ材を他の段にコピーする。


GLから1Fへの階段についても同様にして、補強プレートとリブ材を作成する。







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