02.6円形住宅 外壁、内壁、建具配置のための多角形壁(2022/10/3改訂)
■外壁の作成
外壁は円形壁なので、作成は簡単である。
作業平面は1Fに移動する。
5000の基準円を作図してあるので、これを使って壁に変換する。
グループ軸の中の、半径5000の円を選択し壁ツールをクリックすると壁に変換される。
できた円形の壁を選択しプロパティを調整する。
配置をRight(外面合わせになる)、高さ2650、幅200とする。
壁オブジェクトを選択し、コピーツールをクリックして2Fにコピーする。
数値入力でコピーするので、基準点を適当にクリックして、移動量をX=0、Y=0、Z=2650とする。(XYZそれぞれに入力することで、Z方向の作業平面外のポイントにもコピーできる。)
■内壁の作成
内部の壁は、梁下部分と梁なしの部分で高さを変えて作成する。
建具を配置する部分も壁を作成しておいて、後で建具で切抜きする。
(円形なので壁があれば、壁を使って建具を配置できるので簡単になる。)
作業平面は1Fとする。
2F床梁、つなぎ材、2Fフレームは非表示にする。
壁作成ツールをクリックし、梁下部分は高さ2650-240=2410として始点終点を指定する。
4800の基準円から内側柱の外面までとする。
梁下以外の部分は壁高2650で作図する。
壁芯のない部分はラインを追加する。
放射状の軸線と円の交点をスナップして壁を配置する。
(内壁はひとつずつ作成すると壁の数が多くなるので、連続線ツールで壁芯ラインを作図してから壁ツールで変換してもよい。)
2階壁を作成するために、作業平面を2Fに移動する。
1FフレームとRF床梁、つなぎ材を非表示にする。
梁下は壁の高さを2410にして、壁を配置する。
梁下以外の部分は、壁高さを2650にして1階と同じ方法で壁を配置する。
壁のグループを作成し、ラベルを1F外壁、1F内壁、2F外壁、2F内壁として、それぞれの部分に分けてドロップする。
■建具と外壁切抜きの準備
FreeCADでは、曲面の壁に直接建具を配置することができないので、近似的な多角形を作成し、その多角形壁に配置した建具を円形壁の開口に表示する。
今回はもともと24角形の平面なので、その形の多角形を作成する。
作業平面を1Fにする。
軸以外は非表示にする。
多角形ツールをクリックし、中心として原点をクリックする。
側面(面の数)24、半径5000として、24角形を作図する。
作成した24角形を選択して、壁ツールをクリックする。
作成した壁を選択し、オプションで配置をRight(外面合わせになる)、高さ2650、幅200に変更する。
できた多角形壁を選択し、コピーツールで2Fにコピーする。
基準点を適当にクリックし、移動量オプションでX=0、Y=0、Z=2650として2Fの壁を作成する。
それぞれの壁のラベルを1F仮壁、2F仮壁に変更する。
壁の開口は柱の幅分だけ軸線より離れているので、柱90×2+隙間90=270の壁が残るように基準になるラインを作成する。
4800の基準円と軸線の交点に270/2=135の半径の円を作図しておけば、軸線部分に幅270の壁を残すことができる。
作成した円を選択し、ArrayツールをクリックしてArrayオブジェクトにする。
ArrayのプロパティでタイプをPolar、回数を24として、各軸線の交点に円を配列回転複写する。
コメント