02.3円形 連続窓は繰返しと分解

■円形連続窓を作成する。
 円形壁の建具で分かるように、平らな壁面さえ作ってしまえばどんな向きにでも建具は配置できる。そこで、円形の連続窓を作成してみたい。
円形壁に嵌め込む場合は、前回と同様に多角形壁と円形壁を重ねて作成、不要な部分を切取っていけばよいので、円形壁との関係は省略する。

まず、作業平面を上面、ビューを上面にして、基準線になる多角形を作図し壁作成ツールで立ち上げる。
半径3000、18角形とした。(1辺が1m程度になるようにしてみた。)

壁面をクリックして選択し、作業平面アイコンをクリックして、グリッドを移動する。

建具を隙間なくつなげるために、1辺の長さを計測する。

建具作成ツールで、窓を配置する。
窓オプションは、Open 1pane、幅は上で計測した値、高さは2400とした。

できた建具を選択し、Arrayツールで配列複写する。
タイプはPolar、階数は多角形と同じで18

配列複写が完成しても、壁に埋まっているので見えない。(O1オプションの値によっては見える場合もある。)
ただし、モデルタブにはArrayオブジェクトができる。
ビューの表示をワイヤーフレームに変えると、壁の中にある建具が見える。

ビューの表示をもどす。
壁は必要ないので、壁をクリックして選択し、Deleteキーを押して削除する。

この時、「オブジェクトが壊れる可能性があります」の警告が出る。壁がなくてもウインドウが残ればいいので、「はい」で続行する。

窓オブジェクトがなくなり、Wireとウインドウオブジェクトが出てくる。
(Wireも壁の基準線なので必要ないので削除してよい。)

連続窓はArrayツールで作成したので、Arrayオブジェクトになっており、部分的に削除することができない。
ここで、Arrayオブジェクトを選択し、downgradeツールをクリックして分解する。

Arrayオブジェクトをdowngradeすると、Solidオブジェクトの集まりになる。
Solidオブジェクトになるということは、建具としての属性がなくなっているので建具のオプションで変形することはできない。

それぞれの部分がSolidの部品になっているので、選択して削除することができる。


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