TechDrawの使い方(5)モデルから図面を作成するための方法を確認する
FreeCADで図面を作成するにはTechDrawワークベンチでPageを作成し、モデルのオブジェクトをViewとして挿入してレイアウトする。 Viewを挿入する方法はいくつかあるので、作成する図面に応じて最適なツールを選択する必要がある。 これまでに、いくつかの記事でTechDrawワークベンチの使い方を説明してきたが、ここで操作方法を整理しておく。 TechDrawワークベンチで、ページにViewを挿入するためのツールには次の種類がある。 1. アクティブ ビューを挿入: 3Dビューの 画面表示を画像として ページに貼り付ける。 2. ( ) ビューの挿入: 選択したオブジェクトをひとつのViewとして ページに挿入する。 3. ドラフト WB オブジェクトの挿入: 選択したオブジェクトを 投影して 2D図面を 挿入する。 4. BIM WB オブジェクトを挿入: 断面ツール で作成した 断面 を、ページに挿入する。 一般的な図面化には、汎用的な ビューの挿入 を使えばよいが、建築の平面図、断面図を作成する時には、 BIM WB オブジェクトを挿入 を使うことができる。 建築図面で複数のビューを挿入し、位置合わせして重ねたい場合は、V iewをドラッグして移動することはできるが正確な合成にならない。 移動ツールでスナップや座標で正確に移動する方法がわからないので、Viewを合成するためにガイドになる図形を作成して操作する方法を考えた。 ******************************************************************* ※注意事項 Viewの塗りつぶしを中止する TechDrawの標準設定では、投影して作成されるViewは、 線で囲まれた部分に面を作成し、塗りつぶす設定になっているので、複数のViewを重ねると下の図が見えなくなる。 メニューバーの編集> 設定> TechDrawの 高度な設定タブで □面を検出 をOFF にすれば、面が作成されないので、Viewを重ねて表示することができる。 色タブで □面の透過をON でも、面の 塗りつぶしが表示されなくなるが、面は作成され...